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今年6月に個展を開催したGallery Qが企画するグループ展「Heartwarming2020展」に参加させて頂いております。

新作の小品2点を出品致します。

ご高覧頂けましたら幸いです。


会期中はオンラインエキシビジョンを開催しております。


「Heartwarming2020展」

2020年12月21日(月)~12月26日(土)

11:00-19:00(最終日 -17:00)


Gallery Q

104-0061 東京都中央区銀座1-14-12楠本第17ビル3F

Tel&Fax. 03-3535-2524

HP. http://www.galleryq.info

E-mail. contact@galleryq.info


Human dig ~at the island of gods~/180 x 480cm/2008

大作を処分した。

倉庫にはもう空きがなくなってしまった。新作を置くスペースを確保する為に。


この作業は数年毎に必要になってくる。

行くあてのない大作を多く描いてきたから仕方がない。

こうなる運命だとわかっていても、やはり大作に挑みたくなる。

大規模な展覧会に必要だから描く。

自分自身が観たいから描く。

ただそれだけ。


作品を自分の手でゴミに変換する。

カッターナイフで切断して小さくする作業は、何度経験しても苦しい。

作品は単なる資源ゴミとなり、トラックで軽快に運ばれて行った。

余りに呆気無かった。


費やした労力や注ぎ込んだ情熱が産み出したもの。それががゴミだと思うと悲しい。

これから先の制作に必要な作業だと自分に言い聞かせる他無い。


処分した「Human dig ~at the island of gods~」は高さ1メートル80センチ、幅4メートル80センチの大作。

2008年にバリ島ウブドに7ヶ月間滞在した時の作品。


ネカ美術館での展覧会は大規模なものだった。

ちょうど日本とインドネシアの友好50周年に当たり、バリ総領事がレセプションで挨拶をしてくださった。

新聞やテレビに連日取り上げられた。

館長の計らいで会期が倍に延長された。

大作2点を寄贈する事になり、内1点は現在も常設展示して頂いている。

自分でも驚くほどの盛況だった。


経験や思い出は消えない。

頑張ろう。






馬場敬一展「人間発掘」が無事終了致しました。


この様な時節での開催となりましたが、予想を超える多くの皆様に足を運んで頂き感謝しております。

ご来廊叶わなかった多くの方々にもオンラインエキシビションをご高覧頂き、また Facebookやinstagramの投稿への沢山の「いいね!」やコメント、メッセージも大変励みになりました。ありがとうございました。


2年半振りの開催となりましたが、新シリーズを中心に全て新作で臨みました。

皆様から沢山のご批評やご感想の言葉を頂き、僕自身が何を描き伝えようとしていたのか、そして、これから何を描き伝えるべきなのかが、おぼろげながら見えてきました。

皆様から頂いた全てを糧に、次回ご高覧頂く日に向けて、個展終了後から早速制作を開始しております。


実り多き展覧会にして頂きました事、皆様に心から感謝しております。ありがとうございました!!


2020.6.10 馬場敬一

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